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2018年 初夏の文学散歩のご報告

今年は「初夏の文学散歩」とし、6月10日に開催されました。
今回は京都国際マンガミュージアムと元離宮二条城を目的地に散策を行いました。当日は計20名の方にご参加いただきました。



まずは京都国際マンガミュージアムに向かい、研究閲覧室のレファレンス担当の渡邊朝子さんにミュージアムとマンガ文化の歴史についてご案内していただきながら館内をめぐりました。
マンガミュージアムは博物館的機能と図書館的機能を併せ持った、新しい文化施設であり、貴重資料として江戸期の戯画から明治・大正昭和期の資料も保存されています。(閉架式)マンガの調査研究やそれに基づく展示、イベントが行われています。


渡邊さんのご説明を聞きながら、手塚治虫の代表作のキャラクター「火の鳥」のオブジェを見学しています。

廊下の棚には懐かしいマンガが多く並んでいます。

研究閲覧室では事前予約をすれば約25万点の資料を閲覧できます。また、マンガ研究の書籍も多く並んでおり、マンガも文学研究の対象であることがうかがえます。

特別に明治期などの資料から現代の歴史マンガなどを事前にご用意いただきました。
皆さん貴重な資料と渡邊さんのご説明に興味をもっていただけたようでした。
自由時間には「マンガの歴史や社会・産業等各分野別に理解できる体感型展示」、戦後から2005年までのマンガが書棚に並ぶコーナーなどそれぞれ興味深い展示をまわり、楽しんでいただけました。
マンガは一見文学とは区別してしまうかも知れませんが、マンガも文学の一つであるということに気づくことができる場所でした。


続いて元離宮二条城に向かいました。雨も降り始めていましたが強くはなく、無事に目的地に到着しました。

唐門の前で学生研究会の係による二条城の歴史などの説明を行い、二の丸御殿に向かいました。二の丸御殿は歴史的に有名な「大政奉還」が行われた部屋があります。その後自由時間とし、天守閣跡や庭園などをまわり、解散となりました。


予想されていたよりも雨が降らず、無事に文学散歩を終えることが出来ました。参加してくださった皆様には心より感謝申し上げます。
今回訪れたマンガミュージアムと二条城は他にも見所がありますので、ぜひ皆様訪れてみてはいかがでしょうか。


京都国際マンガミュージアムでは館内撮影が禁止されています。今回は特別に学生研究会で許可をとり、撮影と掲載をさせていただきました。
御協力くださった京都国際マンガミュージアムの皆様に、厚く御礼申し上げます。