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2018年 秋の文学散歩のご報告

今年の秋の文学散歩は 10 月 21 日に開催され、10 名の方にご参加いただきました。
今回は、幕末〜明治をテーマに据えて、京都学校歴史博物館や漢字ミュージアムを散策しました。





当日はまず、京都学校歴史博物館に向かい、全体で集合写真を撮った後、博物館の職員の方に館内の展示物や京都学校歴史博物館の歴史、さらには京都における学校文化の在り方など、ビデオ等を用いて解説して頂きました。

京都学校歴史博物館は、明治 2 年(1869 年)に、日本で最初に作られた学区制の小学校である番組小学校に関する資料や、京都市の学校に遺されていた数々の文化財が展示されています。

実際に使われていた教科書が数多く展示されていました。



また、時代ごとの給食サンプルも展示されており、時代の波や給食文化の移ろいが感じられました。参加者の皆さんも自分の食べていた頃の給食を探してみたり、地域ごとの給食文化の違いを話されたりと、非常に楽しんでいらっしゃいました。



過去にノートの代わりとして使われていた、石黒板に実際に文字を書かせて頂きました。文字の色も薄く、書ける範囲も非常に狭いため、当時の学生は書いては消すのを繰り返していたそうです。



当時の小学生が書いた絵日記も展示されており、戦争の恐ろしさが生々しく記されていました。また現代と当時の教育方針の違いも見ることができます。過去の学校文化に触れることで現代の自分達を振り返って見ることが出来ました。


次に漢字ミュージアムに向かいました。

漢字ミュージアムでは漢字を「見る、聴く、触れる」をテーマとし、漢字を楽しんで学べるように様々な趣向を凝らした展示がされていました。
万葉仮名を使って自分の名前を作ってみたり、漢字を使ったクイズに挑戦してみたりと、皆さんとても楽しまれていました。


※写真は施設の方に許可をとって撮影させて頂きました。